日本の平和を言祝ぐ [日常]
いやあ、平和平和。
現職の国会議員がUFOについて質問。
それに対して内閣は、「(UFOについては)『これまで存在を確認していない』とする見解を閣議決定」。
現職の防衛大臣は、「(UFOが)存在しないと断定する根拠がない以上、私自身どうなるか考えたい」。
官房長官に至っては、政府決定に不満たらたらに、「絶対いると思っている」、「そうじゃないと、(宇宙人が描いたとの説もあるペルーの)ナスカの地上絵なんて説明できないでしょ」。
UFOについて大真面目に内閣が閣議決定したこともすごいけど、それに対して現職の防衛大臣、官房長官が、記者会見で「個人的な意見」を発言していることもすごい。
日本の平和と安定を象徴していて、本当にめでたい(結構マジで。)。
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でもね。
外から見ていると、ちょっぴり不安になってしまうわけです。
なんといっても、世界屈指の軍事力を保有する国(行使するかどうかは別問題として)の、現職の防衛大臣の発言。
きっちりと外国でも報道されているわけです。
これを読んだ人間が、日本の政治家、日本の政治、そして日本に対してどういう印象を抱くか。
「お茶目な国だなあ」、と思ってくれれば良いのだけど。
でも、少なくとも官房長官は(たぶん内閣や防衛大臣も)ジョークのつもりはないわけで。
個人として何をどのように信じるかはまさに個人の自由だけど、せめて現職の間くらいは、「日本国の大臣の発言の重み」をもう少し意識すべきではないかと。
あえて閣議決定とは別に「個人的な意見」を述べるべきことなのかどうかの判断も含めて。
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