問題:天秤測定 [日常]
問題:
実験に使う食塩を、1グラムから40グラムまで、一袋ずつ合計40袋(1つめの袋には1グラム、2つめの袋には2グラム、といった具合に)取り分けたい。
この作業を天秤を使い、かつできるだけ少ない個数の分銅で行う場合、いくつの分銅が必要か。
(「バシェの分銅の問題」より)
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「フェルマーの最終定理」(サイモン・シン)は本当に名著だと思う。
数学の本は何回読んでも新しい発見があるが、この本は格別素晴らしい。
文庫版も出ているので、読んだことのない人は本当に是非是非読んで欲しい。
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正解は4個。
気づきと、その気づきを元に考え抜く思考力。
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反対の皿に置くことができるのは、測定対象だけじゃない。
分銅それ自体もまた、反対の皿に置くことができる。
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必要な分銅は、1、3、9、27グラム。
右の皿に食塩を置くとする。
測定グラム 左の皿の分銅 右の皿の分銅
1 1
2 3 1
3 3
4 1+3
5 9 1+3
6 9 3
7 1+9 3
8 9 1
9 9
10 1+9
後は自分で頭の体操。
面白くてずーっと過去ログ読ませてもらってます。
でもどうしてもこの回答に納得いかず、掟破りの1年以上遡りコメント。
これって1個(1gのみ)じゃないの?
量り終えた食塩の袋も分銅みたいに使えばいいじゃん。
袋の重さは同じものを食塩側に使えばいいし。
だめ?
by ミーシャ (2008-12-23 11:07)
>ミーシャ様
すみません、管理人管理不行き届きにより、すっかりレスが遅くなりました。最近はあんまりこっちのブログは見てないんですよね…(汗)
実は上記の問題は、僕の方で少しアレンジを加えており、実際のバシェの分銅の問題は、「できるだけ少ない数の分銅で、1から40グラムまでを計るには何個の分銅があればよいか」という、もう少し抽象的なものです。
確かに、僕が書いた「食塩の重さを計る」という問題だと、最初に1gだけ分銅があれば、計った後の食塩を片っ端から載せていけばいいですよね。
ということで、上記問題に関して言えば、ご指摘のお答えが最もシンプルで正しい回答だと思います。
by Kotty (2009-02-08 00:04)