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奇遇 [仕事]

仕事をしていると、大学時代の友人から突然電話がかかってきた。

今いる場所がインドということもあり、最初は何の電話だかよくわからなかったが、会社名と名前を聞いてすぐに理解。
彼と話すのは実に7年ぶりだ。

なんでも、彼も今インドにかかわる仕事をしており、今自分がいる事務所に仕事を依頼したこともあるのだとか。
インターネットでインド関係のことを調べていた際に、偶然今自分がインドにいるということを知り、驚いて電話をかけてきてくれたらしい。

お互いに近況を報告したりしているうちに、あっという間に1時間近く経過。
大学時代もこんな感じで話がはずんだことを思い出した。

お互いに多忙や転勤で、大学卒業以来あっという間に時が流れてしまったが、まさかこういう形でまた絡みができるとは思わなかった。
生きていると嬉しいことがあるなあ。


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恩師 [日常]

留学の推薦状をいただいた大学時代のゼミの教授にお礼の電話をかけた。

少しお酒を飲まれていたようで、いつもよりも饒舌だった。

最近の実務界(どころか政界まで)が、弁護士の増員に対して反発していることにとても憤っておられた。

「弁護士を特権階級と考えるからいけないんだ。」、と。

ご自分の年収の額を引き合いに出してお話されたので、少し驚くとともに、一実務家の教え子に対してそこまで率直に語ってくれることを有難く思った。

推薦状のお礼を述べたところ、

「お礼なんていいから、海外で頑張れ。日本の弁護士もどんどん世界に出て行かないといけない。日本国内だけで数が多いの少ないのと言っている時代ではない。韓国は人口が日本の半分以下なのに、1500人の司法試験の合格者を出すことを決めている。中国の今年の司法試験の合格者は3万人だ。このままでは、法律の世界でも日本は世界どころかアジアから取り残されてしまう。」

「君が海外で頑張ることで、これまでの日本の国内の弁護士とは違うあり方の弁護士像を示してほしい。」

とおっしゃっていただいた。

嬉しかった。

--

久しぶりにいろいろお話して、強く感じたのは、「自分は思っていたよりも遥かに、この先生の法律と法世界のあり方に対する考え方に影響を受けている」ということ。

学生時代のたった1年間のゼミだったが、先生から当時進みつつあった司法改革の議論の状況を生で聞くことができたのは本当に素晴らしい体験だった。

「恩師」とは、指導を受けた期間や内容で決まるものではない。
大事なのは、どの程度その先生の哲学に共感し、影響を受け、その指導を恩義に思えるかということ。

間違いなく「恩師」と呼べる人に大学時代に巡り合えたことは、本当に幸せだったと思う。


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インプットの楽しみ [仕事]

最近はあまり仕事をせず、インド法に関する資料を読んだりインド法に関する論文を書いたりしてばかり。

これがとても楽しい。

思えば、日本での仕事は(特に忙しくなりはじめた2年目以降は)ひたすらアウトプットしていた。
インプットは、アウトプットに必要な限りでしかしなかったし、できなかった。

自分の働きにより現実の案件が回っていくのは楽しく、充実していなかったわけではないけど、自分を絞り続けるのに疲れていたのは確か。

こうやって新しい知識、新しい喜びをインプットし続けるのも悪くないなあと。

最近は気分はすっかり学者(助教授になれそうでなれない常勤講師くらい)です。

この勢いで一冊本を書こうっと。


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留学準備 [留学準備]

始めてみたら、果てしなく面倒。

日本にいても手間がかかるのに、現状、推薦状のお願いや成績の取り寄せも、全てインドから電話や郵送でお願いしなければならず、1.5倍手間がかかっている。

「インドでの研修経験」って、どの程度大学に評価してもらえるんだろうか。

日本の弁護士でインドで実務に携わった人なんてほとんどいないだろうから(知る限り、自分の他には1人だけ)、希少価値は高いと思うんだけど。

いずれにしても、大学の成績を考えると、真正面から取ってもらうことは難しいと思うので、何とか実務経験を評価してもらうしかない。

今更ながら、大学でちゃんと良い成績とっておけば良かったなあ。
司法試験に費やした手間のことを考えたら、悪くても7割は優は取れただろうに。
司法試験の勉強を始める前に中途半端に単位を集めたもんだから、GPAがひどいことになっている。

はあ…。


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問題:天秤測定 [日常]

問題: 
実験に使う食塩を、1グラムから40グラムまで、一袋ずつ合計40袋(1つめの袋には1グラム、2つめの袋には2グラム、といった具合に)取り分けたい。
この作業を天秤を使い、かつできるだけ少ない個数の分銅で行う場合、いくつの分銅が必要か。
(「バシェの分銅の問題」より)

--

「フェルマーの最終定理」(サイモン・シン)は本当に名著だと思う。
数学の本は何回読んでも新しい発見があるが、この本は格別素晴らしい。
文庫版も出ているので、読んだことのない人は本当に是非是非読んで欲しい。

--

正解は4個。

気づきと、その気づきを元に考え抜く思考力。

--

反対の皿に置くことができるのは、測定対象だけじゃない。

分銅それ自体もまた、反対の皿に置くことができる。

--

必要な分銅は、1、3、9、27グラム。

右の皿に食塩を置くとする。

測定グラム   左の皿の分銅    右の皿の分銅
   1          1  
   2          3            1
   3          3
   4         1+3
   5          9           1+3
   6          9            3
   7         1+9           3
   8          9            1
   9          9
  10         1+9

後は自分で頭の体操。


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It's not about the bike [日常]

僕は何を信じているのだろう。
僕はあまり祈ったことはない。
強く希望したり、強く願ったりしたことはあったけど、祈りはしなかった。

子供のころに、宗教に関しては疑問を抱くようになっていたが、いくつかはっきりとした信念を持っている。
簡単に言えば、僕は、自分が良い人間になる責任があると信じているし、勇敢で正直で勤勉で高潔な人間になろうと努力もしてきた。
その上、家族にやさしく、友人に誠実なら、そして社会にお返しをし、嘘をついたりだましたり盗んだりしていないなら、それで十分だと思った。

もし世の終わりに裁かれるなら、僕が本物の人生を生きてきたかどうかで判断してほしい。
ある書物を信じているかどうかや、洗礼を受けているかどうかではなく。

もし本当に「神」がいるなら、僕の人生の終わりに、「でもお前はクリスチャンではなかったではないか。だから地獄に行くのだ」なんていうことは言ってほしくない。
もしそう言われたら、僕は答える。
「どうぞご勝手に」

--

Lance Armstrong, 7 wins in Tour de France

--
(追記)

解説するのも野暮だけど、これは彼が脳癌を摘出する手術の直前の述懐。
人生の美しさ(自己評価ではなく、他人からみたときのそれ)は、当人の覚悟の重さと比例する、と思う。


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なぜか [日常]

インドブログの存在がお偉方にばれたらしい。
なんでだろう。

エンターテインメントの視点から、全体としてアイロニカルに書いているのに、ちょっとこれは今後やりにくそうだ。

--

最近数学の勉強を再開した。
といっても、数学の本を読んで考えるだけだけど。

三角関数の微分についてちょっと疑問が。

sinX を微分すると cosXになるということなんだけど、例えば、X=π/4 の場合、

sinX = 1/√2 になる。

で、これを微分すると、左辺はcosXとなる。
一方、右辺は定数なので、0となる。

そうすると、cosX (X=π/4) = 0 となるんだけど、これは明らかにおかしい。
(cosX (X=π/4)もまた1/√2になるはず。)

間違いなく自分の理解にどこか根本的におかしいところがあるはずなんだけど、きちんとした教科書で勉強していないためか、どこがおかしいのかがわからない。

というわけで、教えてくださる方を募集します。
コメント欄にご記載いただければ嬉しいです。


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独り言 [日常]

自分で書いていながら、インドブログには不満が。

エンターテインメントに傾きすぎ、というのが疑いなくその根っこの1つなんだけど。

嘘を書いているわけじゃないが、読んでくれている人を楽しませようとする意図が透けて見えてあざとい。

不特定多数の閲覧、というのが1つの足枷になっているのかもしれない。
(このブログだってそうなんだけど。)

最初からそれを予定していたかどうか。

「インドでの生活に嫌気がさしている自分」というのをあまりにデフォルメしてしまうと、後々自分の首を絞めることになるんだろうな。

--

これがこの国のあるがままなんだから、それを受け入れる。

その覚悟があるかどうか。

--

この国が生んだ無限の天才、Srinivasa Aiyangar Ramanujan

「そこにあるものに意味を見出せるかどうか」

それによって、1729は無意味な数にも美しい数にもなりうる。


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劇団四季の「ウィキッド」 [観劇、映画]

ようやくネットにつながりました。
インド話は別館ブログでさんざん書いているので、こちらでは少し違う話を。

インドに発つ前に、劇団四季の「ウィキッド」を見てきました。
原ミュージカルは、もちろんブロードウェイの「Wicked」(Wickedは、「邪悪な、悪い」という意味)。
発音を日本版のタイトルにするのであれば、「ウィックェッド」とでもするのが正しいと思いますが、これだとあまりにも語呂が悪いので、やはり「ウィキッド」が妥当でしょう。

「オズの魔法使い」でのやられ役の「西の悪い魔女」を主人公とする、「良い魔女グリンダ」、「オズ」、「東の悪い魔女」その他オズの魔法使いの登場人物に関わる隠された物語、というのがストーリー。
こういうサイドストーリーは思いついた者勝ちなので、最初に「オズの魔法使いの悪い魔女にスポットを当てたストーリーを作ろう」と思いついたWickedの原作者はたいしたものだと思います。

結論からいうと、四季版の「ウィキッド」は素晴らしかったです。
例によって、「英語で演じられることを前提とした歌劇」を日本語で演じることによる限界はちらほら見られますが、これはしょうがないでしょう。
劇団四季の輸入モノのミュージカルの中では、かなり良い出来だと思います。
日本に帰ったときに、機会があればもう一度見に行きたいです。

--
以下、ネタバレの内容を含むので、ご注意ください。

あえて注文をつけるとすれば、以下の点くらいでしょうか。

・エルファバとの関係を聞かれた際のグリンダの対応
英語版では、「It depends on what you mean by “friend”」とさらりと受け流していますが、四季版では2人が友達であったことを否定するような表現が出てきます。
2人が友情を確かめ合う名曲「For Good」(英語版の原題。以下同じ。)から繋がるエルファバとグリンダの関係を考えると、否定的な表現は避け、「友達にも色々な仲がある」という程度の訳がよかったと思います。
英語版のグリンダの「It depends on what you mean by “friend”」という表現には、質問者が期待する回答とは逆の意味の回答という含みがあるわけですが(悪い魔女とグリンダが友達だったということを信じたくない質問者は上記回答を聞いて「ああ、大学の同級で知り合いという程度だったんだな」と解釈するのに対し、グリンダは「かけがえのない親友である」という意味で回答しているという、質問者と回答者の解釈の相違を利用したグリンダのエスプリの効いた回答だと思います。)、今の日本語版ではそのニュアンスが完全になくなってしまっています。

・フィエロの歌の歌詞
英語版では、フィエロは、その登場曲である「Dancing Through Life」や、エルファバとのデュエットの「As Long As You’re Mine」で、数回brainlessという単語を使います。
歌中では、「愚かな、考えなしの」という意味で使用されていますが、わざわざfoolやfoolishという一般的な単語を使わず、brainlessという単語を使っているところに、実はとても重要な後の伏線があるので、これを何とか再現してほしいと思います。とはいえ、日本語で「脳なし」と訳してしまうと、舞台では使いにくい単語になってしまうので、悩みどころではありますが。

・「I’m Not That Girl」の使い方
この曲には、後にrepriseがあるのですが、関連性がややわかりにくくなってしまっています。自分に恋愛は縁がないとあきらめていたエルファバが、実は最も愛する人に関してだけはグリンダに勝っていたという、エルファバの諦念とグリンダの悲哀をrepriseを利用して同時に表現する名曲なので、関連性をもっと前面に出してもよいと思います。

--
とはいえ、上記はいずれも細かい話といえば細かい話です。
四季版の「ウィキッド」が、全体として出来がよいことは間違いありません。

ちなみに、見に行かれる際は、あらかじめ「オズの魔法使い」のDVD(ジュディ・ガーランド主演の廉価版)を見ていかれることをお勧めします。


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From Mumbai [日常]

Hot and wet climate
Unbelievably plenty people
Dirty and slummy town
Beggers and children on streets
Terrible traffic jam
Various religions
Diverse tribes
Everyday spicy foods
...

In short, chaos


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近況 [日常]

・インドブログを開設した。
なかなか書いていて楽しい。やはりテーマが絞られていると書きやすい。

・実家に帰った。
たまには親孝行を。

・30歳になった。
ついに三十路突入。何が変わるわけでもないのだけど、「20代でなくなった」ことに衝撃と寂しさを覚えつつ。

・部屋を引き払った。
弁護士になってから約4年弱住んだ部屋を引き払った。たった4年なのに、引越しはこれまでで一番大変だった。捨てた多くのモノと、同じくらい捨てなかった多くのモノ。「4年前の自分だったら捨てなかっただろうな」。あるいはその逆。この4年の濃密さと自分自身の変化に驚く。その変化は自分にとって歓迎すべきものなのだろうか。

・麻布十番納涼祭りを楽しむ。
今年は24日から26日まで。
毎年のことながら、人、人、人…、どこから湧いてくるんだろう?
国際バザーを冷やかすのは相変わらず楽しい。

・出発は8月28日。
同日中に成田を発ち、マレーシアのクアラルンプール経由でムンバイに。

--
さて、明日は何をしてすごそうかな。


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インドブログ [日常]

先日、

http://blog.so-net.ne.jp/unterdenlinden/2007-08-01

でお伝えしたとおり、インドブログを作成しました。

http://lawyerinindia.cocolog-nifty.com/blog/

今後、インドでの仕事関係のお話は全てこちらに書こうと思います。

こっちのブログもだらだらと続けていく予定です。
(主として日常生活のくだらないことを書こうかと。)


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数学ガール [日常]

久しぶりに数学本の紹介を。

数学ガール

数学ガール

  • 作者: 結城 浩
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2007/06/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

最初はイロモノ系の本だと思って、さらりの立ち読みですませるつもりが、ついつい引き込まれ、気が付いたら買っていた。

内容は、1人の男子高校生が同級生女子と下級生女子に囲まれつつ数学の勉強をする、というこれだけ見るといかにもな感じの本である。

が、中身はかなりの硬派。
はっきりいって、高校文系の人間にはかなり難しい内容である。

「複素数平面上の円回転」
「母関数を媒介としたフィボナッチ数列の一般項の導出」

など、前半3分の1だけでも数学の基礎素養がないと多分どうしようもない内容ばかり。
後半はさらにそれが加速する。

とはいえ、平易な説明もあって、全く太刀打ちできないレベルではなく、それがまた文系数学好きの心をくすぐる。
なんとか読んで理解する(理解したような気になる)のがとても楽しい。

普通の数学本とは違った観点から数学を楽しめるお勧めの1冊。

ちなみに、個人的にはミルカさん派です。


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業務終了 [仕事]

本日付で、事務所での業務を終了しました。

一部の方には既にお伝えしていましたが、実は、9月からインドの法律事務所に出向することになりました。
その準備期間兼夏休みということで、業務は一足早く7月末で終了することに。

思えば、この4年間、本当に働き詰めに働いてきました。
多くの仕事に携わり、多くの経験を得、多くの知己を得ました。
誰に対しても胸を張って、「充実した弁護士生活だった」と言えます。

インドでは、ムンバイ(英語名:ボンベイ)の現地の法律事務所で、インドに進出している日本企業のサポートを中心とした業務に携わる予定です。
不慣れな地で不安もありますが、心機一転、楽しみつつ実のある仕事ができればよいなあと。
8月末には現地に入り、とりあえず半年間(延長可能)頑張ってきます。

これまでお世話になった同僚の弁護士、スタッフ、そして何よりも自分を成長させてくれたクライアントに、尽きせぬ感謝の気持ちを込めて、日本での弁護士生活に区切りをつけたいと思います。

Ich denke etwas unter den linden.

--
追記

インドでの生活を開始するにあたり、ブログを分設して、インド法律事情を中心に紹介する仕事用、実用ブログを作成しようかと思っています。
こっちのブログは、あいかわらずぬるーいことをだらだらと書いていきたいので、機能分離。


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ツールへの失望 [日常]

つい先日、↓と書いたわけですが…

http://blog.so-net.ne.jp/unterdenlinden/2007-07-23

そのラスムッセンが、チームを解雇になり、第17ステージ以降はリタイアすることに。
当然、総合優勝の可能性もゼロ。

http://www.jsports.co.jp/press/news/article/R2007072610450012.html

まさか本当に練習場所について嘘をついたというだけでクビになるわけもないので(というか、通常嘘をつく動機がないはず)、やはり禁止薬物の使用またはその可能性が問題なんでしょう。
ビノクロフといい、今回のツールもやっぱり禁止薬物の問題がついて回っているようで。

こんなことで応援している選手がリタイアしてしまうのは、本当に残念です。
正直、興が削がれたというか、かなりがっくり来たので、今年のこの後のツールはもう見ないかもしれません。

--
(追記)

今年のツールは、アルベルト・コンタドールの優勝で幕を閉じました。
インデュライン以来12年ぶりのスペイン人の優勝。
まだ24歳なので、今後が楽しみです。


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Tour de France 2007 [日常]

今年はあんまりこのブログでは取り上げていないツール。
もちろん、初回から欠かさず結果は追いかけています。
例によって、有料放送の悲しさ、リアルタイムではなかなか見られませんが…

とはいえ、ヤン・ウルリッヒが引退してからというもの、ツールへの情熱がやや衰えてしまったことは確か。

思えば、ツールに興味を持ったときに王者として君臨していたのがヤン・ウルリッヒであり、マルコ・パンターニであり、そして偉大なるチャンピオン、ランス・アームストロングでした。

今はその誰一人として、現役ではない(パンターニに至っては、この世の人ですらない…)。
時の移り変わりとは残酷なものです。

さて、今年もあっという間に第14ステージ。

http://sports.yahoo.co.jp/news/20070723-00000029-reu-spo.html
(リンク切れ御免)

今のところ、ミカエル・ラスムッセンがマイヨ・ジョーヌを着ているようです。

クライマーとしてはかなり好きな方の選手なので、個人的にはすごく応援しています。
パンターニ以来のクライマーの戴冠の可能性に心躍らせつつ、今後も熱く状況を見守っていこうと思います。


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米国オールスター [日常]

オールスター史上初のランニングホームランだそうで。
イチローはやっぱりすごいですね。

ところで、ランニングホームランはやっぱり和製英語だったようで。
英語だと、inside-the-park home run になるようです。
この何とも味気ない表現が英語っぽくて好き。


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蝉の呪い [日常]

事務所旅行で昨日まで北京に行っていました。

北京のホテルの近くの屋台街では、肉や野菜の焼き物に並んで、サソリ、タツノオトシゴ、蝉(幼虫)、蚕(蛹)といった素敵な連中が串にささって焼かれるのを待っていました(ガラスケースに並んでいる)。
サソリは文字通り串刺しにされているのに、まだ元気に手足をばたつかせています。
さすが中国4000年。

で、せっかくなので、どれかにチャレンジすることに。

タツノオトシゴ…実は以前スープに入っているのを食べたことがあるので今回は見送り。あんま味はしなかったような記憶。

サソリ…いや、だって、まだ動いてるし。

蚕(蛹)…以前食べた人から、「蛹を食べたらこんな味がするだろうな、という味」というふうに聞いていたので、ちょっと躊躇。

ということで、蝉を食べてみることに。
一串に4匹ささって5元(約80円)。
なかなかリーズナブルなお値段といえばお値段。

注文し、店主が焼きにかかります。
うむ、なかなか香ばしい匂いが。

串を渡され、あらためて自分がこれから食べるものを眺めます。
……「虫」というオーラが全身から出ている感じで、ちょっとどころか相当にひるみ始めます。

しかし、もはや後にはひけない。
意を決して1匹を丸かじり。

口の中に入った瞬間は、カレー味。
どうやらカレー粉をつけて焼いていたようです。
香ばしくて、エビにカレー粉をつけて焼いたらこういう味かな、という味です。

次に咀嚼。思い切ってぼりぼりと噛みます。
……苦え。
ほろ苦い、というか結構苦いです。
この苦みを感じた瞬間、自分が虫を食べているということを思い出して嘔吐したい欲求にかられるも、どうにか最後まで気合いで飲み込む。

……後味が苦い。気持ち悪い。
正直、美味しいとは思えなかったので、残り3匹は捨てることに。
(同行していた友人に「1つどう?」と進めてみましたが、全力で拒否されました。)

口直しにジュースを買って飲み、何とか口内に爽やかさを取り戻す。

……さて、今回のタイトルは「蝉の呪い」。
いったい何を呪われたのかって?

(皆さんの予想通り)帰国した昨日の夜から激しい嘔吐感と下痢に襲われています。
今日も頭がぼうっとして仕事にならない…
嘔吐感が強く、朝から何も食べていません。
典型的な食当たりの症状ですね。比較的軽いけど。

【今回の教訓】

・蝉は苦い。
・蝉を食べると食中毒になる。


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大勝利 [仕事]

かなり前に↓こういうことを書いたわけですが。

http://blog.so-net.ne.jp/unterdenlinden/2007-01-12

先日の当番弁護の待機日にかかってきた電話は、まさに痴漢の否認事件。
(当番弁護については下記第二東京弁護士会のサイトをご参照。)
http://niben.jp/04info/touban.html

さっそく接見に行きました。
朝の通勤時間帯にいつも通り通勤していたら、突然痴漢に間違えられ、冷静に話し合うつもりで駅に下りたところ、鉄道警察員に取り囲まれて逮捕されてしまったとのこと。
当然身に覚えがないので、痴漢行為は否認している。
典型的な痴漢冤罪事件です。

痴漢犯罪の厄介な点は、大きく言うと

①多くの場合物証がなく、被害者の証言がほぼ唯一の証拠となること、
②①の裏返しとして、被疑者(=犯人と疑われている者)においても「自分が犯人でないこと」の立証が難しいこと、
③鉄道会社や鉄道警察員が極めて定型的な活動しかしない(=痴漢と呼ばれている人がいたら、問答無用で駅の隅に引っ張っていき、逮捕する。)

の3点になるかと思います。

①は、被害者が正確に痴漢犯人を特定できれば問題ないわけですが、なんせ東京の朝の通勤時間帯の混雑は筆舌に尽くしがたいわけで、その中で被害者が必ず犯人を正確に特定できるかというと、これが簡単ではないことは容易にわかるのではないかと思います。

②はもっと大変で、乗車率が200%を超えているような電車の中で、「自分が痴漢行為をしなかったこと」を客観的に立証できるものなどあるはずがないのが普通でしょう。

さらに、③で、鉄道会社や鉄道警察員は、痴漢と呼ばれている人がいたら、その人がどんなに冷静かつ誠実に弁明していたとしても、無条件で逮捕しているというのが現状です。あまりにも定型的なので、これはおそらく警視庁からマニュアルが配布されていて、それに従った行動なのではないかと思われます。

上記①から③までが組み合わさった結果、電車の中で痴漢と間違えられてしまったら、男性側としてはもはや逮捕される以外に対応のしようがないというのが現在の状況です。

しかも、現在の検察の実務は、「被疑者が犯罪事実を否認していたら勾留請求する」というものになっています。
つまり、「本当にやっていないから痴漢の事実を否認している」ことが、そのまま勾留請求の理由になってしまっているのです。
※刑事訴訟法上、逮捕は最大で72時間の身体拘束しか認められていないが、勾留(起訴前勾留)が認められると最大20日間(通常、最低は10日間)の身体拘束が認められる。逮捕は捜査機関がその判断と裁量においてできるが、勾留は裁判官が記録等を読んだ上で決定する。

まともな社会人が、突然3日間身体拘束されるだけでも社会生活には相当なダメージとなるわけですが、10日間、20日間となると、これはもう絶望的です。

留置所の中に入っているので会社に電話することもできないし、当然得意先に連絡をすることさえできない。文字通り、何の連絡もなく突然23日間欠勤するというような状況になります。当然、失職する可能性はとても高くなります。
家族とも面会室でアクリルの壁を通してしか会うことができず、場合によっては家族との間の信頼関係が失われてしまうこともあります。
寝る場所は当然留置所で、移動は全て手錠、腰縄付き。

電車の中で、突然「この人、痴漢です」と言われただけで、社会において築いてきた全てが失われるようなダメージを受けるわけです。

弁護士として、このダメージを最低限に留める手段は、逮捕の段階までで身柄を解放させ、裁判官に勾留請求を認めさせないことです。

上述の通り、逮捕は最大72時間の身柄拘束です。
痛いといえば痛いですが、まあインフルエンザ等で会社を突然3日間休んでしまうこと等は珍しいことではないので、社会生活に致命傷を受けるまでのことはありません。

が、勾留は違う。
10日間、場合により20日間も身体拘束されてしまった場合、その間会社には一切の連絡が取れないまま無断欠勤あるいは理由がはっきりとしない欠勤が続くわけです。
昨今は携帯電話の普及により、「会社に来れないのは仕方がないとしても、休んでいる間、仕事を引き継いで回さなければならないので本人と電話で少し話したい」と言われることが通常です。この要求は至極もっともなわけですが、本人が警察署にいる以上、電話などできるはずはありません。本人に全く連絡を取れない状態が続き、会社は不審がります。それが20日も続けば、普通の会社であれば、クビまで行かないにしても、業績評価には甚大に響くでしょう。
正直に打ち明けることにより協力してくれる会社であれば、「実は痴漢に間違われて捕まっている」と言っても良いかもしれませんが、「逮捕された」という時点でもうそれ以上話を聞いてくれないという会社は少なくありません。

そのため、こういう事件を受任した弁護士の最大の仕事は、「いかに勾留請求をさせないか」、「いかに勾留請求を裁判官に却下させるか」になります。
ただ、検察の方針は、「否認していたら勾留請求」ですので、前者はほとんど見込みがない。そこで、裁判官に勾留請求を却下させるというところが主戦場になります。

具体的な方法は省略しますが、諸々の対応により、今回は何とか裁判官に勾留請求を却下してもらうことに成功しました。しかも、この却下に対して、検察官からは準抗告(※不服申立手続。通常の裁判でいう「控訴」にあたる)がなされませんでした。

否認事件で裁判官に勾留請求を却下させた+検察官に準抗告をさせなかった

これは刑事弁護の世界では大勝利の部類に属します(最近の実務傾向が大幅に変わっているということがなければ、ですが)。
弁護士を長くしていたとしても一生にそう何度もあるような話ではない、といっても過言ではないと思います。

刑事裁判では無力感を感じることが多かったので、今回の大勝利はとても嬉しく、今夜は余韻に浸って美味しいお酒でも飲もうと思います。


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日本ダービー [日常]

友人の付き合いで、久しぶりに馬券を買ってみました。
レースは3歳馬の頂点を決める日本ダービー。
馬名と番号のみ確認して、直感で購入。

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=horse&a=20070527-00000006-kiba-horse

「東京競馬場で行われた日本ダービー(3歳牡牝、GI・芝2400m)は、四位洋文騎手騎乗の3番人気ウオッカ(牝3、栗東・角居勝彦厩舎)が、中団の内から残り200mあたりで先頭に立つと、逃げた14番人気アサクサキングスに3馬身差をつけて快勝。43年のクリフジ以来64年ぶりとなる牝馬によるダービー制覇の偉業を果たした。」

……当たりました。
ウオッカの単勝1万円。
「そろそろ牝馬が勝ってもおかしくないよなあ」と思って買った馬券。
単勝1050円がついたので、わずか5分で13000円(他にはヴィクトリーの単勝を3000円購入)が、10万5000円に。

当選金額もさることながら、この何ともいえない勝利感。
的中させたこと自体に対する優越感というか。

適当に買ってもこれなのだから、きっと読みに読んだ馬券で当たるとこの何倍もの感情が沸き起こるんでしょう。
おまけに当たり馬券の金額が返ってくる。
ギャンブル中毒になる人の気持ちが少しわかったり。

ちなみに、当選金は、所属している野球チームのヘルメットの購入に充てたいと思います。
あぶく銭を有益に使って、二重の満足。


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